wts3【白辛口】ジラード ソーヴィニヨン・ブラン ナパ・ヴァレー

wts3【白辛口】ジラード ソーヴィニヨン・ブラン ナパ・ヴァレー

コイン2枚

Girard Sauvignon Blanc Napa Valley

生産国:アメリカ
地方:カリフォルニア
アぺレーション:ナパ・ヴァレー
ワイナリー:ジラード・ワイナリーGirard Winery
ヴィンテージ:2022
色:白
品種:ソーヴィニヨン・ブラン 98%, セミヨン 2%

ティスティング・ノート
華やかでクリアな色調のワイン。グレープ・フルーツ、マイヤーレモン、熟したパイナップルのアロマが感じられます。ライトボディで、丸みのある口当たりに、溌溂とした酸があり、味わいは、白桃、メロン、レモンの皮、そして爽やかな余韻が口全体に広がります。

ヴィンテージノート
2022 年ヴィンテージは例年より乾燥した天候で始まり、5 月には雹、9 月には熱波、そして雨という天候に悩まされた年となりました。ブドウの収穫は8 月上旬に始まり、畑によって熟度のバラつきがあり、収穫のタイミングが難しかったですが、収穫されたブドウは、綺麗な酸を残したまま、完熟する事が出来ました。望んだ収量とはなりませんでしたが、ブドウ本来のピュアな果実味に、フレッシュさ、華やかさ、力強さ、上品さが同時に感じられ、バランスの取れたワインとなりました。

ブドウ栽培
このソーヴィニョン・ブランには、厳選された畑のブドウが使用されています。一つはナパ・ヴァレー南東部にある畑、そして大部分はセントヘレナのカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(料理学校)のちょうど向かいにある特別な自社畑のブドウから造られます。これらの畑は、ナパ・ヴァレー・ソーヴィニョン・ブランの典型である、生き生きとしたトロピカルフルーツのフレーバーを生み出すことに定評があります。

醸造
熟成:ステンレスタンクにて澱とともに7 ヶ月間熟成

ワイナリー情報
ナパの老舗ワイナリーを元ソムリエのパット・ロニーが2000 年に引き継いでから、現在のジラード・ワイナリーの歴史が始まりました。


オーナーであるパット・ロニーのキャリアは、シカゴにあった伝説のレストラン「パンプ・ルーム」のソムリエに始まりました。その後、出身地であるカリフォルニアに戻りワイナリーで働き、最終的にはシャトー・セント・ジーンの社長にまで上り詰めました。またDean & Deluca の経営にも参加するなど食文化に精通した彼が、新しい世紀に入って始めたワイナリーがこのジラード・ワイナリーです。


パットの人脈を生かし、自社畑をはじめナパ・ヴァレーのヴァレーフロアから山岳地帯まで、幅広いレンジの銘醸畑から高品質のブドウを調達し、それらのブドウから多様性あるナパ・ヴァレーの本質を表現するワインを造っています。カベルネ・ソーヴィニョンはもちろんのこと、マルベックやプティット・シラーの単一品種ワインや、高樹齢のジンファンデルまで、個性あふれるワインを造っています。


パットと同じレストラン業界から転身したグレン・ヒューゴは、ジラードのハーベスト・インターンから始まりワインメーカーになった人物です。現在は次々と新しい事にチャレンジし、昔ナパでも造られていたというローヌ系品種のフィールドブレンドを復活させたり、米・仏・ハンガリー産の樽材を組み合わせて小樽を作る「フュージョン・バレル」を樽メーカーと開発したり、様々なプロジェクトに取り組んでいます。


また、2018 年に完成したカリストガのワイナリーでは独自のグリーン・プログラムを導入し、太陽光パネルでワイナリーで使用する95%の電力をまかない、夜間の冷気を利用したセラーのクーリングシステムを採用し、また、気候変動による干ばつ問題が深刻になりつつある中、水の再利用や最低限の水で樽を洗浄できるマシンの導入など、あらゆる分野でサステイナブルなプログラムを実践し、将来の世代に繋がるワイン造りを目指しています。