【ワイナリーコメント】
原料となったブドウは北海道余市町から。
2022年ヴィンテージも状態の良いシャルドネとケルナーをベテラン農家 安芸農園さんから購入させていただくことができ、旨みある白ワインになりました。
3年醸造に携わらせてもらった余市町は、北斗市に移住してからも帰る度に懐かしい気持ちにさせてくれます。
そんな気持ちがノスタルジア(郷愁)というワイン名の由来になりました。
■Vintage 2023
なんと余市や北斗のGDDは1500℃と数字だけ見てももはやブルゴーニュではなくボルドーのようなリージョンとなりました。
前年より200℃も積算温度が上がり、今ままでにあまりなかった鳥の被害に悩まされた年でもあります。
そして夏の作業は、、、とても体に堪えました
【Tasting Note】
レモン、ピーチ、ハーブ、フローラルな要素の香りに、味わいの中心にはミネラルの要素を含んだ塩味があり、バランスの取れた穏やかな酸とバランスしています。
この塩味あるキャラクターは2021VTのNostalgiaとも共通していると思います
【Vinification】
搾汁した果汁を低温で静置後、澄んだ上澄部分のジュースでシャルドネはポリエチレンのキューブタンクで、ケルナーはステンレスタンクで発酵開始し、シュールリーにて熟成。
おり引きしてブレンドしステンレスタンクに纏めた後、8月に瓶詰め。
【ラベル絵画】
絵の作者は学生時代の友人(本業は食品メーカーのマーケター)それぞれの絵が独特な世界観を持った素晴らしい作品の数々です
アーティスト:橋川淳一 J.HASHIKAWA
シリーズ:ユートピア UTOPIA
作品名:楽園
■ワイナリー紹介
【北海道北斗市|DUE PUNTI Vineyard ドゥエ プンティ ヴィンヤーズ】
イタリア語でDUE PUNTI(ドゥエ プンティ)は直訳すると2点 (Two Points)、 「品質最優先」と「広い視野で」という今後進めていくワイン造りにおいて大切にしたい2つの指針です。
■冷涼気候 x 黒ボク&粘土質土壌
イタリアはローマとほぼ同緯度に位置する北斗市。
Due Punti Vineyardsの畑は粘土質の下層土があり、その上には団粒構造で水捌けと保水力の良い黒ボク土壌の表土があります。
■The Wine-grower
井坂 真介(いさか しんすけ)
1985年 兵庫県出身
立命館大学 文学部 人文学科 地理学専攻 卒業
2008年から三国ワイン株式会社 西日本支店で輸入ワインの営業。退社後はニュージーランドで研修、栽培の仕事を行う。その後1年間はロンドンでソムリエとして従事。キャメルファームのプロジェクトに参加し、2年間イタリアにて醸造やラボラトリー業務中心に従事。
帰国後は北海道余市町のキャメルファームにて3ヴィンテージの醸造に携わる。2020年2月にDUE PUNTI株式会社を設立。
タイプ
白
品種
ケルナー 52% シャルドネ 48%
アルコール分
11.5%